【ドライブは新たな力を使いこなせるのか】
キョウリュウジャーでも、新しいアイテムがなかなか使いこなせない
ということはありましたが、今回も一筋縄ではいきません。
第5話では、シフトカー・ランブルダンプのパワーを抑えきれず、
ワイルドの変身用シフトカーでは変身できませんでした。
しかし、決意を固めなおしてからは、魔進チェイサーやクラッシュロイミュードを圧倒。
パワーキャラらしく、敵の攻撃を受けつつドリルで攻撃します。
トライドロンの変形も格好良かったです。
【ドア銃はどのような点が優れているのか】
ネーミングや半ドアネタは、完全にギャグでしたね。
色合いやデザイン的には、タイプスピードが持ってる方が様になります。
これまでも、ロボライダーを筆頭に銃を使うライダーはいましたが、
ドライブで特筆すべきは、「ライダーキックとの合わせ技」です。
銃弾、タイヤ、ライダーキックの3要素が組み合わさり、
斬新で格好良い必殺技が誕生しました。
銃弾を蹴るのは、『カブト』でドレイクとの合体技がありましたが、
タイヤも合わせたりで、差別化もしっかりしてますね。
【敵はどのような手段で攻めて来るのか】
5話、6話はパワータイプのクラッシュロイミュードが登場します。
暴飲暴食のデブで、爆薬を飲んでパワーアップします。
ザコロイミュードも、CGの怪物にパワーアップしたりで、
戦いはより油断できなくなります。
魔進チェイサーの方は、ドライブからフレアの能力を奪ったりします。
シフトカーも、単純に主人公側に有利なだけではなく、
上手く使えないと敵のパワーアップに使われてしまうとなります。
ギャグっぽい演出も多いですが、この辺の緊張感は忘れていないようです。
更にチェイサー側のシフトカーも登場し、戦いは厳しくなっていきます。
武装は、爪、鞭、弓と、近距離から遠距離まで、間合いには隙がありません。
アクションも、CGと組み合わせて格好良く仕上がっていました。
個人的には鞭が好みなので、鞭の必殺技も今後見てみたいです。
【その人間に守る価値はあるのか】
襲われていた食品会社の社長が、実は密輸を行う悪徳業者でした。
『爆竜戦隊アバレンジャー』や『ウルトラマンメビウス』でも、
「守る価値の無い被害者」は登場しましたが、
やはり何度見ても胸糞悪い思いがします。
もちろん、そんな奴でも助けるところにヒーローとしての格好良さがあります。
そんな人間がいる一方、ドライブを助けてくれる市民がいたり、
警察関係者でも権力にアッサリとなびかず一生懸命な人がいたり、
世の中捨てたもんじゃないという描写もあります。
【平成ライダーにおける警察とは何か】
平成ライダーといっても、『クウガ』『アギト』、あとはアクセルだけですが、
それらの警察は「敵わなくても市民の守護者であり続ける」という所に
魅力があったように思います。
G3も、Xになるまでは負けが多く、はたから見ると格好悪いシーンが多目でしたが、
それでも市民を守り抜く所に格好よさ、頼もしさがありました。
『ドライブ』でも、ヒロインの霧子が傷付いたドライブや、善良とは言えない市民でも、
身を呈して頑張る姿が良かったです。
コスプレっぽい制服ですが、きちんと「平成ライダーの警察」をしていると思います。
【小ネタ】
仮面ライダーの手が赤いと言う話は、
『仮面ライダーSPIRITS』の二号ライダー回のネタでしょうか?