MP3の事、著作権の事、よくわからないと言う方は、ちょっとお読み下さい。 ■まず、基本的なMP3の概要として、MP3(エムピースリー)とは、音楽データの圧縮フォーマットの1種で、"MPEG Audio
Layer-3"の規格の略です。CDの音質を損ねず、1/10程度の容量に圧縮可能で、世界的に最も普及しており、多くの携帯型の音楽再生プレイヤーなどで利用可能な、標準的な音楽圧縮データフォーマットです。MP3関連のパソコン用のプレイヤーやツールなどは、無料パソコンソフトのページを参考にして下さい。(*音楽データの家庭内などの私的な利用目的での複製は合法です。CDからMDなどにダビングして聴くのと同様に、自分が購入したCDを聴くのなら、MP3にして聴いても構わないと言う事になります。)
■MP3が無料である理由の大半は、アーティスト、もしくはその音楽配信サイトのプロモーション目的であったり、純粋に作ったから、誰かに聴いて欲しいだけであるのが大多数だと思われます。無名のアーティストであっても、非常にレベルの高い音楽もあります。他方、ミリオンヒットの曲を多数持つ、有名アーティストであっても、最新曲を無料でダウンロードして貰う事で、人気を更に高め、更にCDセールスを伸ばしたと思われる例もあります。(但し、その場合のMP3の音質は、CDレベルでは無く、FMクラスの音質だったと思います)
■無料MP3の著作権ですが、プロモなどを目的として、著作者自ら、もしくは同意・了承などを得て、無料配布されているケースは、全く問題はありませんが、一流アーティストの商用音楽のMP3ファイルが、公的な音楽配信サイトや、公式サイト以外でも、海外の検索エンジンなどを利用して探すと、見つかる場合もあります。(*ダウンロードして聴いてみるまでは、本当にその曲かどうかは、わかりません。中身が全く違う場合も少なく無いからです。また、ライブ演奏などの場合もあります) 但し、基本的には、インターネット上からダウンロードする側は、著作権法上は、特に問われる事はありません。インターネット上へアップロードする側が著作権侵害に問われます。(*尚、第3者が一切閲覧不可能なようにパスワードをかけて自分のウェブサイト上に、自分のCDから変換したMP3をアップロードし、それをどこか違った場所で聴く場合などは、以前は特に問題は無かったと思いますが、現在は不明です。ともかく自作の音楽など以外は、アップロードしないようにしましょう)
他方、インターネットのウェブ上からのダウンロードでは無く、P2Pのソフトを利用してダウンロードした場合は、同時に自分がアップロードする立場にもなりますので、気がつかない内に、著作権を侵す恐れがあります(国内でも、悪質なP2Pの利用者は逮捕者が何人も出ています。共有フォルダに、著作権侵害の恐れのある、市販の音楽CDのMP3データなどを入れて、インターネットにつなぐだけで、罪になります
。違法性のあるファイルの中継者になってしまった場合も、罪になるかも知れません。P2Pソフトを、もし利用しているならば、フェアユース前提で、慎重に利用しましょう。現在利用していない方は賢明だと思います) ■無料MP3は、基本的に、『タダで音楽が手に入る』と言うよりも、まず無料で聴いてみて、本当に気に入って、そのアーティストが好きになって、聴き続ける意思があるならば、その曲がCDで販売されているならば、自らが、財布の中からお金を出してCDを買うと言う事だと考えています。これによって、クオリティーの高い、ネットの無料MP3の健全な環境の維持や、より多くのアーティストの、様々な形でのネット上のプロモーション参加が期待できるのだと思います。
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